ある意味内観~自分の内面に気づくことで同じパターンから抜け出す
自分探しというと、
なんか思春期の高校生に響きそうな言葉だけど、
実は大人になっていても
自分を正しく理解している人って
意外に少なかったりします。
経験20年の理系保育士ジャムです。
セラピストでもある私の視点から、【悩み解決のために必須の自分を見つめる方法】について書いていこうと思います。
目的思考や論理的思考など、
他の悩み解決のための基礎マインド記事では、
”いくつかの質問をすることが、
それら必要マインドを身につけるために有効”
だと書いています。
目的思考なら
「なんのために、それをやるのですか?」
「それをやることは、悩み解決と
どんな関係がありますか?」
こんな感じの問いは、
その思考法を思い出して、
悩み解決の効率的な道を歩むための質問でした。
しかし、これらは「悩んでいることが前提」
だからそれらよりも上位の質問があります。
「なぜ、あなたはそれに悩んでいるのですか?」
人の悩みとは、9割が人間関係の悩み。
そのうちの多くは「人へ何かを期待する事」
が引き起こしています。
大事にしてくれていないように
感じるわ。。
大事にしてくれることを期待しているのに、
相手が思い通りの行動をとってくれなくて、
出てきている悩みですね。
しかしこれにも上位の質問があります。
「なぜあなたは、
他人にそんな期待をしているのですか?」
これら二つの上位の質問の答えは、
あなたの中にあります。
つまり、「自分自身を見つめて、
自分の心の中にある答えを、見つける必要あり」
ということになります。
腰が痛いとか、
お金がどうしても足りない
こんな物理的な悩み以外は、
自分自身が生み出した悩みと言えるからです。
1.自分を見つめるメリットは、同じ穴にばかり落ちないようになること
あなたが何かに悩むとき、
こう思うことはありませんか?
いつもと同じだわ。
いつか経験した、似たような悩みを
再度経験している!
なんてことありませんか?
また余計な事言って、
相手を傷つけたかな
とか
都合の悪いことを
どうでもいい嘘でごまかした後で
自己嫌悪に陥ったり。
私はあります。いや、ありました。
これは自分の性質が、
そうそう変わりはしないから
似たような状況では
似たような考えが浮かび、
結果的に似たような行動、言動をして、
同じ結果を生み出す。
これはカギと鍵穴のような関係です。
- 鍵があなた、
- 鍵穴が人生で起きるさまざまなトラブル
巻き込まれるわ!
と思うのは、
鍵(あなた)の方が
鍵穴(特定のトラブル)に
ピッタリはまる形をしているから。
どうにかして抜け出しても、
同じ鍵穴が地面にあいていれば、
またそこにうまいこと
またハマって落ちるわけです。
上司との関係に悩んで転職しても、
言った先で始め嫌な人はいなかったけど、
似たような人が入ってきてまた同じ悩み
みたいな感じです。
自分を見つめるとは、
鍵の自分の形を、
気づくことで変えることを意味します。
針金みたいな
どんな穴にもはまってしまう鍵じゃなく、
もっと複雑なカギになって、
よほど特殊な鍵穴にしかハマらないように
削ったり磨いたりすることです。
2.気づくと落ち込むよくある自分の性質
自分を見つめることは、
時に認めたくない感情を引き起こします。
なにせ悩みの種を引き起こしていた
自分の性質を直視しようって言うんですから。
気づくと落ち込む自分の性質トップ5
を見てみましょうか
昔の私かもしれません
①言いたいことを嫌みとして言ってしまう
②失敗してる人を見ると気分がいい
③乱暴者なのが嫌なのに気づくと自分もやってる
④自分で決めたのに失敗したら人のせい
⑤昔受けた仕打ち、同じことを人にやってる
⑥失敗をごまかして隠そうとする
⑦陰口で仲間を作るような立ち回りをしている
⑧嫌なことは後回しにして結局苦しむ
・・・
トップ5と言いつつ
1分で8つ出てきちゃいました。
投影という心理的な動きがあります。
ウィキペディア
自分は我慢してるけど、
本当は我慢したくない。
だから我慢していない人を見ると、
自分のできないことを
簡単にやっている人がうらやましい。
嫌な相手というのは、
そのまま嫌な自分を見ているよう
ということです。
自分のことを棚にあげて、
似たような人を嫌ってる状態。
人間なら誰でも持ってる性質ですが、
気づくことで一時落ち込みます。
嫌な人間だったんだわ。
そんな状態になったら、私はあなたに
おめでとうと言いたい
そこに気づければ、
その後で何回か繰り返しても
必ず抜け出せるからです。
カチンコチンで、
どうにも曲がらないように見えた
ステンレスの鍵が、
ほんとうは曲げようと思えば
意外に柔らかい素材でできてるって
あなたは気づいたからです。
3.自分の過去を振り返って自分を見つめる
嫌な自分を思い出すだすと疑問が。
何で自分ってそんな感じなの?
それを考えるには過去を振り返ってみると、
だいたい答えが分かります。
思えば小さい頃は、
叱られてばかりの人生だったなあ。
喜んでもらえるかと
思ってやったことで叱られる。
自分の存在自体が否定されたような
感じがしたから、
大人になってもどこかに引っかかる。
人から否定されるのがとても怖い。
だから嫌われないように
人の顔色ばかりうかがってしまう。
または自分が否定される前に、
強い態度に出て攻撃される前に攻撃する
自分の思いを言えないのも、
否定されるのが怖くて、
土壇場でそれが出て何も言えなくなってしまう。
自分の主張をはっきり言う人には、
言っても否定されて
嫌な記憶が呼び起される気がするから、
とてもじゃないけど対抗できない。
つらい目に遭ったことがあって、
同じ目に二度と遭いたくないと思うあまり、
無意識に似た状況になると防衛してしまう。
嫌な人間だって自分を考えるのは、
過去の経験から作られたもの。
そこで一番嫌だったもの~
自分を否定してくる親の性質など、
を自分のなかに取り入れてしまったのを、
自分で気づいていない。
それを気づくためには、
過去を振り返ってみるのがとても有効な話。
それでも辛いとき、
よく分からない時は、
次の質問をしてみます。
次の章へ。
4.自分で気づくための質問をしてみる
自分の過去を思い出してみるのも、
自分を見つめる方法として効果があります。
ただ、主観が入りすぎると
よく分からなくなって
結局辛い経験だけを思い出しても落ち込んだだけ。
👆️こうなることも普通です。
だから質問をして、
主観ではなく客観的に見られるようにします。
あなたはそこで何を感じましたか?
どう思いましたか?
自分の後ろから、
その場面にいる自分を見ているような感じで、
前で苦しんでそうな人に問います。
「私は」じゃなく、「あなたは」
- なぜ?どうしてそう思った?
- どんな考え方をするのか?
主観的に考えてしまって、
どうにも分からないときにも
客観化が有効です。
大事なのは自分のパターンに気づくこと。
と分かりさえすれば、
その性質がどこで作られたのかを
過去を振り返って考えることができます。
5.悩んでいること自体が最大の自分を見つめるチャンスだから、目をそむけないで客観視してみる
内観法という
心理学的に自分を見つめる方法があります。
内観療法(英語:Naikan therapy)とは、本来修養法として開発された吉本伊信の内観法を医療、臨床心理的目的のために応用する心理療法(精神療法)のこと。 1960年代から精神医療現場に導入されるようになった
ウィキペディア
そこでよく言われてるのが
でも私は解決できるはずの悩みに、
いつまでも囚われるよりは、
一時的に辛くなったとしても
ちゃんと向きあうことを勧めます。
あえて言います
また繰り返すだけです。
せっかく思い立って
自分を見つめようとしてる時に、
辛いからと言ってやめてしまうのは
機会損失です。
次に「見つめてみる」
こんな気になるのは一年後かもしれない。
人間は弱い。
だから思い立ったときに済ませてしまう。
逃げてもいいんだよって
明らかに誘っている甘い言葉に乗っちゃダメ。
休憩してもいいけど、
みたい感じで逃げてはダメです。
逃げ続ける人はいつまでも逃げ続け、
いつまでも人のせいにし続ける。
害悪でしかない。
あなたには
1日単位くらいで休んでもいいけど
逃げないで分かるまで自分を見つめる
ことをお勧めします。
自分への気づきで
一番目をそむけてはいけないものは
ネガティブな感情。
それが多くの悩みの原因だから、
そこから逃げて同じ鍵の形のまま、
同じ穴に落ちる。
ポイント
折に触れて自分の内面を掘り進めていく。
目を背けたくなるくらい
自分の弱い部分を見つけたら、
時にはとっても辛く、
自分を責めてしまうこともある。
そんな時は客観化
逃げないで自分の理解を
済ませてしまうこと。
6.前向きになる言葉~このことは、私に何を学ばせようとして私の前に出てきているのでしょうか?
逃げるな!
と言ったけど、
そう言われると逃げたくなるのが人間。
そんなときには目的を確認してみます。
このことは、私に
何を学ばせようとして
私の前に出てきているのだろう?
過去の嫌な自分を客観的に見て、
さらにこの質問をぶつけてみると、
どうなるか?
感情的なものはどこかに行ってしまいます。
この質問は、仕事や日常でも、
降って湧いてきたような困難に対しても
有効です。
保育士やってて保護者からなんか言われる
こんなのは日常茶飯事だけど、
何で言ってくるの?
主観にとらわれそうになったらこの質問。
私に何を学ばせようとして
私の前に
出てきているのでしょうか?
感情を引き離すことが
簡単にできそうですよね。
7.自分を見つめる質問をして人生を豊かにすること
この記事の初めの方で、
腰が痛いとか、
お金がどうしても足りない
などの物理的な悩み以外は、
自分自身が生み出した悩みと言える。
と書きました。
裏を返せば、
自分を知って、
悩みの発生源を特定できれば、
解決への道筋が見えるというものです。
つまり、
自分自身を正しく理解するだけで、
そもそも悩みなんてのは滅多に発生しない
ということになるかもしれません。
まあそこまでいかなくても、
つまらない悩みにとらわれない、
豊かな人生を送るための要素の1つが
「自分を知ること」
というのは疑いようもない事実です。
逃げないこと
客観化して辛くならないようにすること
まだ辛いなら例の質問
私に何を学ばせようとして
私の前に
出てきているのでしょうか?
気づいたところで
どうやって変わればいいのか?
ロジカルシンキング(論理的思考)
を身に付けてたら、
自分で分かるでしょう。
でも分かってるけど方法が分からない。
そんな状態は、
過去と現在には目を向けたけど、
未来に目が向いていない状態です。
未来を向くための方法の1つ、
自己セラピーについては
別に書いていこうと思います。
自分を見つめるマンガの紹介👇️
空気を読むことに気を使いすぎて過呼吸で倒れたOL「凪」が、退職して人生をやり直すコメディ漫画。
退職してしまうと空っぽな自分に気付き、小さなことから少しずつ幸せを見つけていく凪に、焦る気持ちが落ち着かされます。
ホンシェルジュより引用
ありがとうございました
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